2011年12月22日木曜日

新築工事の欠陥が発覚!!              リフォームに思わぬ成果がありました

「よみカル」2011年冬号で紹介した住宅リフォームが、このたび完成しました。

「明るくなりましたね」。工事中、近くの親類宅に仮住まいしていたお客様が自宅に戻られた際、こんな第一声をいただきました。
鉄骨造り3階建ての家です。1階は和室を洋室にし、トイレを移設して階段下の収納スペースを増やす、そして2階のLDKは廊下をなくして広く使うというプランでした。
壁や天井のクロスは張り替えました。窓枠も以前は濃い色使いでしたが、柔らかい色調に塗り替えたので、「明るくなった」とお感じになったのでしょう。
玄関にあったシューズボックスは、広くなった階段下に移しました。その結果、玄関、それに続くホールに開放感が生まれたのも良かったと思います。

さて、ところで。工事中、とんでもないことが分かりました。
水平でなければいけない床にゆがみがあったのです。壁も垂直であるはずなのに、まっすぐに立っていませんでした。新築工事の手抜きかミスか。いずれにせよ、あってはいけないことです。建物にとって重大な問題ですので、お客様に現場を見ていただき、レーザー光線を当てて説明しました。
お客様は「何となく変だな」とは感じていたそうですが、レーザー光線で事実を目の当たりにし、驚いた様子でした。新築工事の保証期間が過ぎていたのが残念です。
でも、弊社の協力工務店「大富技建」を率いてリフォーム工事に携わった中静武彦さんが、一つひとつの作業に合わせて、水平に、垂直に、苦労しながら丁寧に直してくれました。もちろん100%ではありませんが、十分な修正はできたはずです。

それから、さらに。
壁の石膏ボードをはがしたところ、その内部に、あってはいけない物が見つりました。石膏ボードの端材です。新築工事の際、石膏ボードを寸法に合わせて切りながら張った際、残った端材をゴミとして処理せず、壁の間に捨てていたのです。壊してみないと分からない場所ですよね。新築の家をゴミ箱代わりにするなんて。誠実さを疑います。

実は、リフォームの際に新築工事の欠陥が見つかったのは、今回が初めてではありません。もちろん新築の大半はきちんとした施工ではありますが、中には問題もあるのです。リフォームの際に欠陥が分かり、少しでも修正できるのは思わぬ成果です。当社はこうした面でも、お客様の満足度を高めるべく努力しています。

今年最後のブログになると思います。
皆様、よいお年を。


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